現実逃避の何が悪い

小説だって若者の読み物だと過小評価されていた時代はありました。ならば、ゲームや漫画やアイドルだっていつかは大衆に認められるはず。微力ながら、そういうお手伝いができればよいと思っています。

なぜハロプロは大ヒットしないのか。

 こんばんは。Mステを少し遅れてしまってテンション下がってます。まあyoutubeで見ることができたんでよかったんですけど……。やっぱり今回の曲は面白いですね。来週が楽しみです。

 

 さて、今日はももクロというよりはハロプロの話をしようと思います。ももクロだけでなくいろんなアイドルの動向を見ているといつも疑問に思うことがあります。それはハロプロはなぜももクロやAKBほどヒットしないのか、ということです。もちろん経済効果を見るとハロプロも大きな成功を修めていると思います。しかし残念ながらももクロやAKBほどではない。

 

 けれどもハロプロのパフォーマンスを見ているとむしろももクロよりも上だと思うことが多いです。Juice=Juiceや℃uteなどを見ていてもかなりレベルが高いし楽曲も良曲ぞろい。こんなにも素晴らしいコンテンツがそろっているのに、どうしてももクロよりも売れないのか。僕はその原因がハロプロの歴史の長さにあると思います。大きく分けるとファンの熱量とメンバーへの責任の重さの二つではないでしょうか。

 

ハロヲタはモノノフほどの熱量はない?

  僕はイベントスタッフのバイトで道重さゆみ卒業ライブに行ったことがあります。(会場外の警備なのでライブは見てません。)エースの卒業ライブなのでものすごい人が横アリに集まっていました。そのとき僕が思ったのは、ももクロでいうコスノフがいないことでした。せいぜい卒業Tシャツを着ているファンぐらいで自分で衣装を作ってくる人はほとんど見ませんでした。

 もちろん衣装を作ってこないからといって熱心なファンがいないとは言いませんがモノノフは見た目からも熱量が伝わってくるのです。それはそれぞれの文化の違いがあると思います。しかし、最近のアイドルはファンの参戦服もよく注目されます。会場に向かうファンを見るだけで何のライブがこれからやるのかが一目で分かることが多いです。けれどもハロプロのファンを見ていると、どこのファンの人かは一瞬では分かりません。かなりどうでもいいところかもしれませんが、そういうのでファン以外の人からの印象が大きく変わります。それが売り上げに全く関わらないということはないと思います。

 そもそも、なぜハロプロにそういう文化がないかというと最初に述べた歴史の長さにあると思います。モー娘。の大ヒットしたのが約15年前。そのころだと今ほどのライブ文化が熱い時代ではありませんでした。おそらくあまりコスプレする文化自体なかったのではないしょうか。その風潮が今でも続いているのでしょう。

長さ故の責任の重さ

 モー娘。でよく聞く話が、エースの脱退ですね。一昨年はモー娘。プラチナ期の立役者となった道重さゆみ。去年は絶対的エースと謳われた鞘師里保。中心的なメンバーの脱退が相次いでます。年齢を見てもまだそんな歳でもなく、責任の重さに耐えられなかったという話をよく聞きます。他にも代替わりという要因も大きいですが、一番はこれではないかと思われます。

 ハロプロの歴史は長い。小さいころからの憧れで入ったメンバーも多いと思います。その分グループにかける思いが普通のアイドルとは少し違うのではないでしょうか。長いからこそ、伝統を守りたい。そういう意識がメンバーの心に重くのしかかっているのではないでしょうか。

 ももクロメンバーが軽い気持ちでやっているとは思いませんし、彼女たちなりに責任を持って仕事をしていると思います。ただ、モー娘。メンバーの感じている重圧とは種類が違うのでしょう。そういうのをコントロールするのが運営の仕事なのでしょう。非常に難しいですね。

 

 こう考えるとやはりこういう人気の取り合いというのは難しいです。それぞれのアイドルがどういうところを売りにするか。それによって大きく世間への印象が変わります。コンテンツは非常に面白く、もっと売れてもいいと思います。彼女らの日々の努力が実を結ぶことを願います。

 

 最後までごらんいただきありがとうございます。