現実逃避の何が悪い

小説だって若者の読み物だと過小評価されていた時代はありました。ならば、ゲームや漫画やアイドルだっていつかは大衆に認められるはず。微力ながら、そういうお手伝いができればよいと思っています。

ジャンププラチナ期

 かつて、最高で653万部を記録した週刊少年ジャンプ。『ジョジョの奇妙な冒険』『北斗の拳』『るろうに剣心』など今でも人気の続く数々のタイトルが揃っていたその時代を「ジャンプ黄金時代」と謳われました。それに比べると、今のジャンプは劣ることは正直否めないです。しかし、僕はあえて言いたい。「今のジャンプは来ている」と。マンネリと言われがちではありますがその人気は不動の『ONE PIECE』を下支えに、多くの漫画家の活躍が見受けられます。しかも、その漫画家たちのほとんどが一般人には無名だということにも注目です。『僕のヒーローアカデミア』の堀越耕平も、かつて読みきりが手塚賞佳作を取ったという経歴はあるものの同作で大ヒットした。『火ノ丸相撲』の川田もこの作品が初連載。『背すじをピン!と~鹿高競技ダンス部へようこそ~』の横田卓馬もこれで一躍有名になった漫画家です。

 

 過去作品である程度名のある漫画家に頼っているような他のライバル誌とは違って、次々と無名の漫画家を出して当たらせている今のジャンプは一人勝ちといっても過言でもありません。もちろん、各々で面白いタイトルがある雑誌はありますがここまでひとつの雑誌に読み応えのあるタイトルが揃っているのは僕は見たことがないです。

 

 かつて、「黄金時代」と言われたものといえばアイドルグループのモーニング娘。そんな彼女達も一度は世間から忘れ去られるほどになってしまったが近年の活躍ぶりからファンの間では「プラチナ期」と呼ばれています。僕は今のジャンプがこの状況に酷似しているように思えてなりません。もう一度言います。「今のジャンプは来ている」。

 

最後までご覧いただきありがとうございました。