現実逃避の何が悪い

小説だって若者の読み物だと過小評価されていた時代はありました。ならば、ゲームや漫画やアイドルだっていつかは大衆に認められるはず。微力ながら、そういうお手伝いができればよいと思っています。

お笑いは人間のだらしなさを描くもの

 先週は何年ぶりかのM-1がありましたね。一部しか見ていませんが、面白い芸人が勢ぞろいでした。僕は漫才よりはコントが好きで、バナナマンとか東京03とかのコントをよく見ています。元気ないときとか、ストレスがたまっているときに見ることが多くて、よく大笑いしてストレスを解消しております。あるときこんな格言を知りました。

ユーモアの源泉は歓びにあるのではなく、悲しみにある。

マーク・トウェイン

  初めてこれを見たときよく意味が分かりませんでした。しかし、よく考えてみるとお笑いというのは人の滑稽な一面を見せることで笑いを取っているのではないだろうかと思いました。ここでいう「悲しみ」というのは人間のマイナス面という意味だと思います。そう考えるとお笑いもただの娯楽ではなくメッセージ性の強いものではないでしょうか。

これもこれもできない警察官

 それを強く思わせたのは東京03のあるコントでした。

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このコントはある市民二人の自転車が絡み合って離れなくなったときに、近くにいた警察官に助けを求めます。急に呼ばれた警察官は状況が飲み込めず「何で私に助けを求めたんですか?」というと、市民は「いや、市民の味方でしょ?」と返します。なるほど、警察官が市民の味方ならば自転車が離れなくて困っている市民を助けてくれるだろうと彼は思ったのでしょうね。しかし、そうはいっても警察官は万能でもなければ、自転車を離すプロでもありません。案の定この警察官は問題を解決することはできませんでした。見限った市民はもういいよと言って、警察官を冷たくあしらいます。引くに引けなくなった警察官はその場でただ佇むことしかできません。次の瞬間、自転車が離れなくてイライラした市民二人が掴み合いの喧嘩になりました。止めにかかろうとして二人の間に入った警察官に対して市民は「お前なんもできないんだから引っ込んでろよ」と一蹴されます。

 何と滑稽なことでしょうか。彼は本業も否定されました。権力のある警察官がこの様です。小さい頃に憧れた強いおまわりさんとはほぼ遠いように警察官が描かれています。でも、意外と警察なんてこんなものなのかもしれません。もちろん、このコントのようなことはないと思いますが、市民の味方であるはずの警察といってもできることなんて限られているのです。それを面白おかしく描いているコントだと僕は思いました。

 

このような感じでお笑いも分析してみると非常に面白い。他にも色々と紹介したいネタがありますのでお楽しみに。

 

最後までご覧いただきありがとうございました(*^○^*)