タイムを競うことの馬鹿馬鹿しさ
久々にお笑い記事にしました。
今日はバカリズムのネタ『はやすぎた男』をご紹介します。このネタは陸上の国際大会で100m走を2秒台で走ってしまった男の記者会見を描いたものです。これまで9秒台で争ってきた100m走でいきなり2秒台を出してしまって、優勝会見のはずが謝罪会見になってしまうというネタです。
もちろんネタ自体がとても面白いものになっているのですが、僕はある種の衝撃を受けました。これまで100m走とは、世界記録を0・01秒でも越えるかどうかというギリギリの戦いに僕たちは感動していたのだと思い込んでいたのですが、実は走者のギリギリのせめぎ合いに感動を覚えていたのだと思い知らされたのです。その証拠に、もし仮に1人だけ圧倒的なタイムで走り抜けてしまったとき、僕たちは感動せずに幻滅であろうとバカリズムは気づいたわけですね。
確かに冷静に考えたら早いタイムも打ち出すことに全身全霊をかけることって非常に馬鹿馬鹿しいことなのではないでしょうか。エクスストリームスポーツをご存知でしょうか?これはタイム競ったりするわけではなく、いかに美しい動きをするのかを競うスポーツです。ちょうどフィギュアスケートのようなものです。本当のスポーツの面白さというのはこっちにあるのかもしれませんね。
最後までご覧いただきありがとうございました。