現実逃避の何が悪い

小説だって若者の読み物だと過小評価されていた時代はありました。ならば、ゲームや漫画やアイドルだっていつかは大衆に認められるはず。微力ながら、そういうお手伝いができればよいと思っています。

現実逃避の何が悪い

僕たちがやっている「遊び」は無駄なことなのだろうか?

初めまして。森にすみし巨大妖怪と申します。

このたびブログを開設いたしました。この度このページをご覧いただきありがとうございます。

 

さて、皆さんよく現実逃避といって自分の趣味に没頭したりダラダラとテレビなどを見たりすることがありますか?そんなものは惰性で世の中の何も役に立たないと言われることが多いと思います。しかし、このブログのタイトルの通り現実逃避というものは本当に悪いことなのでしょうか?

 

確かに惰性に生きることはよくないことです。課題があるにも関わらず、別のものに目が行き後回しにし後で痛い目を見たりすることは避けたいですね。(それでも僕はギリギリにならないとやりません(笑)。)しかし、それらが全くの無駄なものだと断定していいのでしょうか。人間は人生のなかの様々な経験によって人格が形成されていくものです。僕たちが子供のころ見たアニメや特撮は自ずと血肉となり骨となるものだと僕は思います。それはなぜか。それらの作品を作っている大人たちが僕たちになりかしらのメッセージを送っているからでしょう。「仮面ライダー」で正義とは何かということを知ります。「One Piece」のアラバスタ編で戦争の醜さを知ります。「デジモンアドベンチャー」で本当の勇気を知ります。私たちがしている「現実逃避」というものは私たちの人格を形成するものとなっているのです。皆さんも子供のころの何気ない記憶が今の自分を作っていると感じるときがあると思います。

 

他にも、僕の話ばかりで恐縮ですが、僕はアイドルグループのももいろクローバーZが大好きです。といっても、最初からアイドルが好きだったわけでなく、高校生までアイドルというものへの理解が少ない方でした。どちらかというとAKBのような類を毛嫌いしていましたね。そんなある日ももクロを知り、アイドルを知り、彼女たちがけっして大人たちの操り人形ではないことを知りました。興味がない人にすれば、何をあんなに夢中になって自分とは関わりのない少女を応援しているんだ、と思う方も多いかもしれません。ただ、分かっていただきたいのは僕たちもただ盲信的に彼女たちを応援しているわけではないということです。僕たちは彼女たちからある種の生き方を教わっているのです。厳格な芸能界の中でどうして彼女たちは逞しく生きているのか。どうしてあそこまで笑顔を見せることができるのか。それは彼女たちなりの信念があるからです。「人々にこんな価値観を与えたい。だから私は頑張る。」そんな気持ちで働いている人たちなのです。そんな姿を見ると僕は考えるわけです。じゃあ、どうすればももクロみたいに輝けるのだろうか。まず最初に当たり前のことだと思いますが、人としてマナーが徹底されていることでしょう。当たり前だけども、意外と皆ができていないことをももクロちゃんたちは平気でしているのです。そうすると、彼女たちのまわりには自然と優秀なスタッフが集まってきます。元々裏方の人たちが優秀だったというのもありますが、それにしっかり答えるのは表の人間の仕事です。そんな彼女たちを見て、自分も彼女たちのようにキラキラと輝くような存在になりたい。そう思うようになるのです。ももクロに触発されて、そのような人がどんどん増えていくと社会は明るくなると思えませんか?

また、生き方を学ぶだけでなくアイドルというものは非常に面白くて分析すると心理学、社会学のように多岐にわたるものに発展していくのです。そんな僕はアイドルがきっかけで今や哲学に関する本を読むようになりました(笑)。詳しいことはここで言うと長くなるので、皆さんもアイドルの分析に関する文章を読んでみてください。意外と面白いですよ。

 

長くなりましたが、僕の「現実逃避」について理解していただけたでしょうか。これからは漫画に関すること、お笑いに関すること、もちろんももクロのことなどをこのブログに記していきたいと思います。何かあなたの夢中になるようなもののきっかけになってもらえたら嬉しく思います。

 

最後までご覧いただきありがとうございました。