現実逃避の何が悪い

小説だって若者の読み物だと過小評価されていた時代はありました。ならば、ゲームや漫画やアイドルだっていつかは大衆に認められるはず。微力ながら、そういうお手伝いができればよいと思っています。

日本の教育になじめなかった少年の復讐

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 最近友人と『名探偵コナン ベイカー街の亡霊』について話していたら、あれって日本の教育体制に馴染めなかった少年、ヒロキくんが日本の世襲制をぶっ壊すっていうかなり壮大なテーマだよね、という話になって盛り上がりました。

 

 確かに、ヒロキくんの過去のシーンは体育の授業をサボってパソコンをいじっているところを教師に叱られるというシーンでしたね。体育とはまさに、国家が考える理想的な肉体と精神へといかに近づけるかというある種の全体主義の象徴のような教育ですね。そんな古い教育体制にあきあきしたヒロキ少年は、人工知能ノアズアークを作って日本に送り込むと。そして、ゲームに参加する日本の二世三世を抹殺することで日本は頭から変えていくっていうかなりぶっとんだ発想でした。コナンに出てくる登場人物の動機って意外と個人レベルのが多いけれど、ヒロキくんは随分とスケールが大きいですよね。まあ、結局彼は友達と遊びたかっただけという理由でしたが間違いなくコナン映画史上一番の名作でしょう。僕は『世紀末の魔術師』が一番好きですけどね(笑)。

 

 そんなことを考えるともう一度見てみたくなってしまいました。今度レンタルでもしようかな。

 

 最後までご覧いただきありがとうございました。