現実逃避の何が悪い

小説だって若者の読み物だと過小評価されていた時代はありました。ならば、ゲームや漫画やアイドルだっていつかは大衆に認められるはず。微力ながら、そういうお手伝いができればよいと思っています。

大泉洋

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大河ドラマ真田丸』が話題になっていますね。去年の大河は初めて3話ぐらいで見るのをやめてしまいましたが、『平清盛』以来の名作のにおいがしますね!

 

内容の濃さも面白く、歴史に詳しい人にも高評価の『真田丸』ですが、僕はこの作品のキャスティングが素晴らしいと思っています。一番このドラマのなかでいい演技をしているのは題名のように大泉洋だと思います。去年放送していた連続テレビ小説『まれ』でもダメな父親を演じましたが、テンプレ的な大泉洋しか見られなくて正直イマイチでしたね。だらしないけど、愛すべき親父といった世間の大泉洋へのイメージがそのまま出てきたみたいな感じで新鮮さが全く感じられませんでした。

 

しかし、今回の大泉洋は違う。彼が演じる真田源三郎信之は、真田家の長男として生まれ、幸村の兄に当たる人物です。この信之は非常にまじめな性格で、将棋も定石どおりに指すため、しばしば幸村につまらないと言われます。昨日の第三回でも、上杉家への密通を渡しにいく役割を父昌幸から命じられますが、実はそれは織田信長に興味をもってもらうためのダミーの密通でした。それを知らされることもなく、密通を取り上げられてしまった信之は後からそれがダミーだと知らされます。そのとき信行は昌幸に向かってなぜ自分に知らせてくれなかったのかと聞くと、昌幸に「お前はまじめすぎるから嘘が下手だ」と言われます。まじめに生きているはずなのに、父親から信頼を寄せられない信之は悶着します。そんな姿を見事に大泉洋は演じています。かなりいいです!今までとは一味違う大泉洋が見られます。

 

ほかにもまだ出番はありませんが一昨年ブレイクした吉田鋼太郎織田信長を演じます。これがすごく楽しみです。まだ見ていないかた、ぜひご覧になってはいかかですか?

 

最後まで読んでいただきありがとうございました。