現実逃避の何が悪い

小説だって若者の読み物だと過小評価されていた時代はありました。ならば、ゲームや漫画やアイドルだっていつかは大衆に認められるはず。微力ながら、そういうお手伝いができればよいと思っています。

おかえり、南海キャンディーズ

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昨晩、最強の男女コンビが復活しました。

つい先日、お笑い芸人南海キャンディーズ山崎静代ことしずちゃんがボクシング競技の引退を発表しました。恩師をなくしながら、チャンピオンベルトを目指した静ちゃんでしたがついに引退を表明しました。残念ではありますが一番悔しいのは彼女でしょう。本格的にタレント活動を復帰することになったしずちゃんですが、一番気になるのは相方山里亮太こと、山ちゃん。不仲コンビで有名な南キャンでしたが、Wコロンのねづっちと木曽ほど酷いものではありません。むしろそこをネタにする山ちゃんのハートの強さは見習うところがあります。

 

さて、昨日の山ちゃんのラジオ『山里亮太の不毛な議論』で、ゲストに相方の静ちゃんが中継で出演しました。今後の南キャンをどういう方向にいくのかを話し合うという普段の雰囲気とは一味違う回となり、涙を流さずにはいられない神回となりました。

 

M-1でファイナリストになりブレイクした南キャンでしたが、静ちゃんが映画『フラガール』でいきなり日本アカデミー賞をとってから女優業に力を入れるようになりました。一人置いていかれた山ちゃんは不満を持ちながらも彼自身もピンで努力し、大ブレイクしました。お互いピンで十分に食べていけるぐらいの実力を持ち始め、解散も噂されましたが何やかんや解散せずにここまで続けてきたのです。

 

静ちゃんもボクシングを引退したので、いよいよこの先のコンビとしての活動をどうするのかを話し合います。リスナーから静ちゃんに、来年の南キャンの目標は何かというメールが読まれ、静ちゃんは「M-1……」と呟きました。今年から5年ぶりに開催された『M-1』。実力派のコンビが鎬を削り今年はトレンディエンジェルが優勝しました。その各コンビの漫才は二人の心を揺さぶりました。もう一度あの舞台に立ちたい。09年のリベンジを果たしたい。チャンピオンになりたい。二人の思いが一致しました。

 

もうブレイクしているからM-1を獲る必要はあるのか。そんなことをしなくてもいいじゃないかと思う人も多いと思います。しかし、それほどお笑い芸人にとってM-1とは憧れの称号なのです。ピンでは十分実績を積んできた。けれどもピンではM-1は獲れない。再び、あの赤めがねと女性巨人がマイクの前に立ち上がるのです。来年の、M-1が楽しみです。

1:31:50からぜひ聞いてください。

 

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