現実逃避の何が悪い

小説だって若者の読み物だと過小評価されていた時代はありました。ならば、ゲームや漫画やアイドルだっていつかは大衆に認められるはず。微力ながら、そういうお手伝いができればよいと思っています。

2016-03-17から1日間の記事一覧

細田守の「ふたつの世界」 その2

花はファザコンだった 昨日に続き細田守について語りたいと思います。先日もいったように、「現実世界で足りないものを物語は補ってくれる」ということを論じました。この考えで『おおかみこどもの雨と雪』も解釈していこうと思います。 台風の日、雨は森が…

細田守の「ふたつの世界」

「ポスト宮崎駿」と謳われる細田守監督。彼が描く絵は、手書き感とCGをうまく混ぜ合わせて美しい表現をなしていると思われます。しかし、僕は『おおかみこどもの雨と雪』(以下、『おおかみこども』)と『バケモノの子』(以下、『バケモノ』)にはどうも違和…