現実逃避の何が悪い

小説だって若者の読み物だと過小評価されていた時代はありました。ならば、ゲームや漫画やアイドルだっていつかは大衆に認められるはず。微力ながら、そういうお手伝いができればよいと思っています。

【アルゴ】とっぴょーしもないアイディア

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今日は『アルゴ』という作品を見ました。この作品は2012年のアカデミー賞で作品賞などを受賞した映画です。

 

あらすじを説明しますと、1979年に起きたイラン革命がきっかけでアメリカに亡命したモハンマド・レザー・パフラヴィーの返還を要求する際に、イランのアメリカ大使館を襲撃し、人質にしたところから物語が始まります。その襲撃の際、6人だけ大使館から脱出してカナダ大使館に匿われたのです。しかし、イランの新政府はそのことに気づくことはありませんでした。これを受けてCIAのトニー・メンデスは6人をイランから救出するために、『アルゴ』という偽SF映画をでっち上げて、6人をそのロケハンのスタッフに偽装させ、秘密裏にテヘランから脱出させるという事実に基づいた物語です。

 

非常に緊張感のある映画で、イラン国民の憎しみがじわじわと伝わってきました。ペルシア語?を話しているときは字幕が出ずに、何を言っているのか理解できないのですがそれが逆に恐怖を増す演出となっていました。イスタンプールも出てくるのですが、そこに出てくる建物が素晴らしく綺麗でした。

 

残念ながらたいていのドキドキするシーンは、事実とは反することでした。まあ脚色なければ、面白くならないのでそこは仕方ないですよね。当時のイランの情勢が分かり、教養として見ておくのもいいと思います。

 

最後までご覧いただきありがとうございました。