現実逃避の何が悪い

小説だって若者の読み物だと過小評価されていた時代はありました。ならば、ゲームや漫画やアイドルだっていつかは大衆に認められるはず。微力ながら、そういうお手伝いができればよいと思っています。

なぜアニメの都会は燃えるか

今日は日本アカデミー賞ももクロちゃんがレッドカーペット歩いていましたね。『幕が上がる』がより多くの人に見られることを願います。

 

さて、アニメのモデルとなった舞台を実際に回る「聖地巡礼」というものがありますがそれが都市部だとあまりそういうふうに呼ばれないですよね。僕は結構東京を描いたアニメ作品が好きでたとえば『パトレイバー』や『バケモノの子』などは東京の都心部が舞台となっています。こういう見たことある風景が壊れるシーンとか快感を覚えるんですよね。別に、破壊したいとかそういう危ない思想じゃありませんよ(笑)。

 

思えば実写映画であまり都心部がアクションの現場になったりすることはないですよね。実は日本ではアクションのロケーションにこういう都会が使われるのは禁止されているんで。色々面倒なんでしょうね。これは日本映画が抱える問題のひとつとなっています。そこで、アニメの力が発揮されるわけですね。実際に撮影を行うわけでもなく、グラフィックで都市を再現すればいい話ですからね。こういう制約されたなかで、別の方法を考えるところが日本のいいところでしょう。『バケモノの子』でも派手に渋谷が炎上するし、『パトレイバー』でも日本橋やら電波塔が破壊されますし、仮想世界だから好き放題描くことができる。やっぱりアニメはいいですね~^^

 

押井守の格言に「すべての映画はいつかアニメとなる」というものがあります。確かに今の映画の興行収入ランキングってディズニーかMARVEL作品ですもんね。結構的を射ているような気がします。アニメしかできないこと。他にもそういうものってあるのでしょうか?

 

最後までご覧いただきありがとうございました。