拝啓、十二の君へ。二十一の有安杏果より
夢がかなう瞬間
久々のブログとなってしまいました。
今日はとても良いことがあったので、ここに書こうと思います。
本日、僕が生涯推し続けると誓ったももいろクローバーZの有安杏果の初のソロコンサートでした。率直の感想は、本当に完成度が高かった。今まで見てきたアーティストのライブに比毛をとらない、かなりハイレベルなライブでした。
本ライブは杏果にとって、もちろんファンに向けたものですが、一番届けたかったのは12歳のころの自分にも向けたものでした。会場の僕たちの席には、12歳のころの杏果が20歳の自分にあてた手紙がありました。杏果ぐらいの世代なら小学校のころに書いたと思います。
「今12歳の私の夢は将来横浜アリーナのような広い会場で大勢の人の前でVOCAL&DANCEのライブをすることだよ」
とはっきりそこに書いてありました。「横浜アリーナのような」ではなく、横浜アリーナでライブをするようなことは彼女も考えてなかったのでしょうね(笑)。小学生のころの夢なんて、すぐに変わってしまうものです。9年間全く変わらなかったというのは、それほど彼女の意思は強かったということですね。
21年を振り返る
そんな感じで、9年の時を経て彼女は夢を叶えるわけです。12歳の自分に向けて、ありったけの演出が施されました。冒頭の新譜三曲が終わると、彼女の過去に関わりの深い曲を歌うパートに入ります。
はじめは、彼女が8歳のときにPV出演した林明日香の「小さきもの」。映画ポケモンの主題歌だった曲ですね。偶然にも、この劇中で杏果は「歌手になりたい」と言っています。台本とはいえ、不思議なめぐりあわせですね。
次は、EXILEの「Kiss you」。彼女がEXPG時代に横アリでバックダンサーとして踊ったときの曲です。スクリーンには、子供のころの杏果が踊っている映像が流れていました。あれはどこから取ってきたのでしょうか?
3曲目は、Power Ageの「約束」。短い間ではありましたが、彼女がスタダに入りたてのころに所属していたグループ。今日のライブも元メンバーが見に来ていたようですね。
その後、ワーズ、コノウタ、白い風とももクロの曲をソロで歌いこなしていました。この三曲はシングルではありませんが、リリースされた順番ですね。少しずつ21歳の現在の杏果に近づいてくるわけです。
十二の杏果へ大人になった杏果から
ここまでは、これまでの杏果を総括するようなセトリでした。そして次のパートはこのライブで一番好きなパートという人も多いかもしれません。センターステージでバンドがヴォーカルを囲む配置で展開されるバラードパート。武部さんをはじめとする超一流のミュージシャンに囲まれて、おしゃれな椅子に座りながら歌唱するというこれまでのももクロでは全く見ることのできなかったパートです。洋楽を巧みに歌いこなし、バンドを従えている彼女はもはやアイドルではなくアーティストでした。事前に知らされていた「to be with you」をファンと一緒に歌うという演出は、改めて会場が一体になったように感じました。
今回、杏果にとってこれが観客にも、12歳の自分にも一番見せたかったシーンだったのではないでしょうか?一流のアーティストにしかできないような豪華な演出を、自分もできるようになったんだぞとかっこいいところを見せたかった。そんな杏果らしい可愛らしい理由のように思えました。
夢を叶えた今、杏果が目指すもの
エレキギター、ダンス、バラードパート、ドラム。普通のアーティスト以上に様々な演出で僕たちを魅了してくれました。紅白を越え、国立を越え、グループとしての目標を達成し、「大きな会場でソロコンサートをする」という個人の目標を達成した今、彼女がこの先に何を望むでしょうか。出した答えはただひとつ、「歌いたい」ということでした。大スターになりたいでもなく、ただ「歌いたい」ということでした。少し控えめになりがちな彼女らしい解答です。
これまで何度も歌うことができなくなりそうになった杏果。彼女にとって「歌」はすべてなのです。これほど歌にこだわるアイドルは見たことがありません。だから神様、杏果から「歌」を奪わないでください。この先、杏果に何もトラブルがないようにしてください。僕たちの耳に、いつまでも彼女の声を届けてください。
僕たちができることは、ただ祈るのみです。
一度は落選し、何とか一般で拾ってもらいました。そのおかげでこんなにも素晴らしいライブを生で体感することができました。
最後に、素敵なライブをありがとうございました!!!vol1.0楽しみにしています!!!!!
P.S
会場で、シールを配布してくださったノフさんありがとうございました。早速パソコンに貼りました。